葬儀ベンチャー「株式会社よりそう」の20億円調達が9/2に記事になってましたね。
最近の調達の中でもかなり大型なのではないでしょうか!(GMSさんの17億円もありましたがそれよりも大型・・・!)
去年は終活ねっとの買収もありましたし、老人関連のサービスに対して市場からキャッシュが流れてるなと感じます。
厚生労働省が発表していた資料を見ると、
婚姻や出生が減っていて、死亡数が伸びていることを改めて実感します。
高齢化は進む一方ですね(未来の年金は果たして・・)
▼日本の人口動向について
葬儀業界は単価が下がっている?
葬儀業界の市場が気になってきたので、簡単にではありますが関連企業の業績を見てみました!
葬儀業界の決算
死亡数が右肩上がり日本なので、葬儀関連銘柄はさぞ業績が良いのだろうと思いきや意外とそんなこともないようです。
株探で葬儀の関連銘柄を見てみると下記。
勿論伸びている企業もありますが、お仏壇のはせがわ(8230)は少し苦しそうな印象。
皆さんあまり仏壇って新しくしないんですかね?
名古屋を地盤とし、関東、関西にも進出している葬儀会社ティア(2485)も前期比ダウンの見通し。
市場の流れと少し逆行しているなという印象を受けます。
お葬式にかかる費用推移
お葬式って皆さんどれくらいかかるかイメージ湧きますでしょうか?
成人してからご家族で経験がある方には体感あるかとは思うのですが、
私は全く想像がつかなかったので調べたら年々平均単価が下がっています。
また、葬儀業界に参入しているイオンで告別式なしのプランでお葬式を執り行うと、
かなりコストが抑えられるとのことです。
なんと平均189万円ほどに対し23万円ほど
出典:お葬式におけるお金の話
勿論、式自体の進行や関係者は大きく異なるのでしょうが、これだけコスト感が変わってくるとイオンの金額は魅力的に移ります。
恐らくパッケージ化も綺麗に行っていると考えると、市場を持っていく力もあるのではないかなと。
またイオンだと、地方に根付いて幅広く展開しているのでそことのシナジーも高そうかなと。
ただ、そのイオンも「追加料金無し」といった謳い文句で新聞広告を出したものの、
追加料金がかかる場合もあるとのことで消費者庁からの指摘が入っております。
葬儀業界の今後とこれからまとめ
死亡数が伸びていくのは抗えない流れだとすると、
イオンのコスト削減を見るに、他の大企業が葬儀業界に進出する流れもあるのかなと感じます。
そうなった際に、パッケージ化のうまさであったり他社との差別化であったりが発生し、
レッドオーシャン化が進んでいくのかなと。
その上でサービスが発展すると思うので、葬儀関連の業界にはお金は流れるし、
且つ今無いようなビジネスもできてくるのかなと思います!
イケてるベンチャーの参入も増えてくると面白くなってきそうですね!